リモートワークが増えた現在。自宅の部屋を、ワークスペース仕様にした人は多いでしょう。
でも、なんだかんだで後回しにしてしまうのが「椅子選び」。デスクワーク用の椅子はたくさん販売されているものの、「何が自分に合うのかわからないし、いいものを購入するとなると価格が高い!」と、ついつい先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか。

そんな私も、デスクワーク用の椅子選びに悩まされたひとりです!
今回は、実体験をもとに、デスクチェアの選び方や、私が選んで「一生使いたい!」と思っている愛用4年目になるデスクワーク用の椅子をご紹介したいと思います!
「デスクワークにはいい椅子が必要!」と思いはじめた理由


私はライター&音楽家をしている、いわゆる「在宅ワーク人」です。



正直、以前は「仕事ができれば、椅子や机なんてどうでもいいや」と思っていました!
以前、使っていたのはIKEAの7,000円ほどの椅子。一応座ってから購入しましたが、見た目で決めたようなものです。
そんな私が「デスクワークにはいい椅子が必要!」と真剣に考えはじめたのは、5年前。きっかけは「腰痛」(笑)。
その当時、息子はまだ1〜2歳。どこに行くにも「抱っこ」の時期でした。それに加えて在宅ワークですから、なんらかの負荷がかかりすぎていたんでしょう。徐々に腰が痛くなってきて、歩くのも座るのもままならないようになってしまいました。
近場にマッサージ店があるので週1で通っていましたが、一時的に痛みが軽減されても、すぐに痛くなります。これは、根本的に腰を良くしないと……と考え、「いい椅子」を探すことにしました。
どうせなら「エルゴヒューマン」や「アーロンチェア」に憧れた…♡
せっかくデスクワーク用の「いい椅子」を買うんだから……と、徹底的にリサーチした私。機能や見た目、クチコミ評価、おすすめ椅子ランキングなどを見て、絞ったブランドが2つ。
それが、「エルゴヒューマン」と「アーロンチェア」です。
エルゴヒューマン ベーシック(Ergohuman Basic)
言わずと知れた「エルゴヒューマン」! 独立式のランバーサポートや、ハイブリットレバーなど、優れた機能が搭載された、世界でも有名な椅子のブランド。ハイブランドなオフィスチェアとして大人気!
見た目もかっこいいですし、カラーも豊富。リクライニングもついているので、仕事に疲れたら息抜きで「椅子で寝る」なんてこともできます。


アーロンチェア(Aeron Chair)
アメリカの老舗ブランド「Herman Miller」の「アーロンチェア」。こちらは、約30年前から人工工学に基づいて設計されていて、シンプルなデザインながらも根強い人気。
長時間利用しても正しい姿勢を保てるため、体に負担がかかりにくい仕様になっています。絶対的な安心感は魅力ですが、高価格なのがネック。それでも、アーロンチェアに憧れる人は多く、「中古品でも良いから購入したい!」とヤフオクやメルカリなどでも高価格で取引されているようです。


女性には向かない!?「エルゴヒューマン」「アーロンチェア」に座ってみたところ…
「エルゴヒューマン」「アーロンチェア」の価格は、10万円以上。購入して、「やっぱり違った……」というのは絶対に避けたかったので、エルゴヒューマンとアーロンチェアが置いている家具屋さんに行き、実際に座ってみました。
目の前には憧れの2つの高級デスクチェア! 座り心地もすごくいい! でも、あることに気づいた私。
なんと、「足がつかない……(笑)」という事実に!!!



ちなみに、私の身長は157cm。一般的な成人女性の平均くらい。もちろん、椅子の高さは一番低くしていました。
お店の人に相談したところ、「小柄な女性の場合、ハイヒールを履くとちょうどいいのですが……。自宅で使うとなると椅子の下にすのこやブロックを置くなど、対処すると良いですね」と。
「自宅ですのこ!?ブロック!? 絶対に嫌……!」と、泣く泣く諦めることに……。
運命的!? オカムラのSylphy(シルフィー)に出会った


帰ろうとした私にお店の人が「こちらどうですか?」と紹介してくれたのが、運命の椅子「オカムラ」の「Sylphy(シルフィー)」でした!!
オカムラ:Sylphy(シルフィー)
昭和20年創業、日本のオフィス用品専門ブランド「オカムラ」。さまざまなオフィスチェアを開発していますが、その中でも安定して人気のモデルが「Sylphy(シルフィー)」です。
背もたれのカーブを大柄な人、小柄な人の体型に合わせて変えることができ、前傾姿勢で固定できるのもポイント。リクライニングはもちろん、座面の奥行きや高さを調整することもできます。
座ってみると、びっくりするようなフィット感! 足も地面にしっかりつきます。前傾姿勢で固定してみると、足が前で踏ん張れる姿勢になるので、自然と背骨と腰が伸びて真っ直ぐに。リラックスしたい時には、簡単に前傾姿勢を解除することができます。
「これが欲しかった!」という実感。嬉しいことに、価格は想定していた予算よりだいぶ安い! それに、国産で安心! さらに、カラーも豊富で、ハイバックorローバック、アームの有無など、お気に入りのオプションを選ぶことができます。



その場で購入を決めたものの、じっくりカラーを選びたかったのと、ポイントも欲しかったので、後日、楽天で購入しました(笑)。家具屋さん、すみません……
女性が満足のデスクワーク用椅子を選ぶには? 5つの選び方のポイント


そうして、満足できるデスクワーク用椅子を購入できた私。椅子選びに奔走した日々の中でわかった、チェックするべきポイントをご紹介します!
1. 使用する環境や目的に合っているかどうかをチェック
当然ですが、使用する環境や目的に合っているかどうかは大切なポイント。たとえば、「机に椅子をしまいたいのに、アームが邪魔で入らない」「部屋の大きさに対して、椅子が大きすぎる」など、意外なトラブルが発生する可能性もあるので注意が必要。
また、「長時間使うから、ヘッドレストがついていればよかった」など、実際に使用する目的に合っているかも確認したほうが良いです。



Sylphy(シルフィー)だけではなく、上記でご紹介したエルゴヒューマンやアーロンチェアも、ヘッドレストの有無、座面の素材など、オプションを自由につけられます。快適に仕事ができるかどうかを考えながら、選ぶようにしましょう!
2. 体の大きさにサイズが合っているかをチェック
女性がデスクワーク用の椅子を選ぶ場合、一番重要なのが、体の大きさにサイズが合っているかどうか! 私が椅子選びをして感じたのは、一般的に有名なオフィスチェアは、男性の体をもとにして設計されているのかもしれない!?ということ。
身長が165cm以上の女性であれば、あまり心配いらないかもしれませんが、少なくとも、足が届くかどうかについては、必ずチェックしたほうが良いと思います。
3. 価格をチェック
一般的な椅子と比べると、「オフィスチェア」と呼ばれる種類の椅子の価格帯は高い傾向にあるので、ある程度の予算は必要だと思います。「このくらいの費用にしたい」と、最初に予算を決めてから選んでみると良いかもしれません。
4. 実際の座り心地をチェック
できれば、実際の座り心地もチェックしたいところ。どんなに口コミが良いデスクチェアであっても、人の体型はそれぞれ。評判だけを鵜呑みにして、失敗してしまう人も少なくないようです。



実際に座ってみたら、自分に合うかどうかは一目瞭然!
また、素材や機能を触ってチェックできるのもポイントですね。それぞれのメーカー、ブランドで販売会を行っていたりもするので、チェックしてみると良いかもしれません。
5. デザインや素材をチェック
会社だけで使用するオフィスチェアであれば良いですが、自宅に置くデスクワーク用の椅子は、部屋の雰囲気をガラッと変えるインテリアのひとつになる存在。気に入るデザインかどうかも、チェックしておきたいところです。
また、何かをこぼしたりなど汚してしまった時に、シミが付きにくいか、撥水効果があるか、など、素材にこだわってみても良いかもしれませんね。



私が購入したSylphy(シルフィー)にも、カラーがたくさんあったので、本当に迷いました……
予算3万円でも高品質!女性におすすめオカムラのデスクワーク用椅子おすすめ3選♪
最近、友人がデスクワーク用の椅子を探していたので、迷わず「Sylphy(シルフィー)」をおすすめしたものの、「もう少し安くて、小さいのがいい」と言われてしまいました。そこで、リサーチ! 3万円ほどで購入できる、オカムラの3つのモデルを併せてご紹介します。
オカムラ:norm(ノーム)
コンパクトでも、しっかりとした座り心地が人気の「norm(ノーム)」。
すっきりとしたデザインで、ソファーのような素材も魅力です。背もたれの反発力、高さ調節も可能。アームレストはオプションでつけることができますよ。机におさまるので、ワークスペースが狭めの人にもおすすめです!



ちなみに友人は、この「norm(ノーム)」モデルに決めていました。半年ほど使っていますが、腰痛が起こらなくなった!と喜んでいます!
オカムラ:CG-M
オフィスシーンでも人気の「CG-M」。背骨を自然なS字形状に保って、腰への負担を減らせる「背もたれ形状」、太ももとお尻の体圧を分散させてくれる「異硬度クッション」など、機能も充実!
豊富なカラー展開だけではなく、ブラックorホワイトでフレームを選べるので、部屋の雰囲気にマッチしたお気に入りの椅子になること間違いなしです。
オカムラ:VC1
オカムラのチェアシリーズの中でも、おそらく一番リーズナブルなのが、この「VC1」でしょう。でも、背もたれのロッキング、稼働肘、座面の上下など、基本的な操作は問題なくできますよ。
低予算で、高品質の椅子を探している人におすすめです!
オカムラのSylphy(シルフィー)使用3週間後には腰痛解消!
あんなに湿布を貼りまくった腰ですが、Sylphy(シルフィー)を使いはじめてから3週間後には、腰痛がすっかり解消! その後、なんと一度も腰が痛くなったことがありません。
なんだか熱く語ってしまいましたが、そのくらい、デスクワーク用の椅子って大事だと思うんです。Sylphy(シルフィー)も決して安くはありませんが、あのままマッサージ店に通い続けていたかと思うと、とっくに元が取れています。さらに、大好きな椅子に出会えたことで仕事がするのが楽しく、捗るので、むしろ儲かっているくらいです(笑)。
今回、女性のみなさんにおすすめしたい椅子についてご紹介しましたが、選び方のポイントは、男性のみなさんにも共通するポイントであると思います! ぜひ、あなたにも運命的なデスクチェアとの出会いがありますように♡