突然ですが、あなたはお酒が好きですか? 私はとても好きです!(笑)
ただ、どうしても切り離せないのが、二日酔い……。たくさん飲んだ次の日の朝、「うー」「あー」と、うめき声しかあげられない。さらに、午後まで動けない。そんなことってありませんか?

「もう飲まない……」と思っても、人はそう簡単に変わらないもので、またしばらくすると同じ過ちをやらかしてしまうんですね。
特に、コロナ禍の自粛が続いたからか、なんとなくお酒に弱くなった気もする最近。これをなんとかしたいと、自戒も込めて最新の二日酔い対策をリサーチすることにしました。
そもそも「お酒に弱くなる」ことってあるの? その理由は?


体質は人それぞれ。お酒に強い人、一滴も飲めない人、さまざまです。でも、昔は「我ながら酒豪か!」と思えるくらい飲めたのに、「なんだか弱くなった」と感じる最近。



体質が変わってしまったのか……?と、正直悩んでおります……(笑)
調べてみたところ、やはり「お酒に弱くなることはある」そうなんですよ。まずは、その理由をチェックしてみましょう。
お酒に弱くなってしまう理由1:加齢による内臓の衰え
お酒に弱くなってしまう理由のひとつは、「加齢」。アラフォーの私、肌や髪にも十分にその加齢の波を感じているというのに(笑)!
どうやら、加齢は肌や髪だけではなく内臓にも影響してくるようなんです。おもに肝臓の機能が衰えることでアルコール分解が遅くなり、血中に留まる時間が長くなってしまう……これが、酔いやすくなる大きな理由です。
お酒に弱くなってしまう理由2:体の水分量が減る
体の中の水分量が減ったことも、お酒に弱くなってしまう原因。高齢になってくるに従って、体の中の水分量はだんだんと減ってきます。
アルコールは血液など体の水分に混じっていきますが、体の水分量が減ることで血中のアルコール濃度が高まり、酔いやすくなってしまうのです。これもある意味、加齢による影響とも言えますね。



若い頃と同じスピードでお酒を飲むと、そりゃ酔うわけです……
私はどれくらい飲める? 一般的な適正飲酒量をチェック!


お酒に強いという自覚がある人は、「自分は飲めるから!」と、ついつい飲み過ぎてしまいがち。でも実は、一般的な適正飲酒量というものがあるんですよ。知っている人も、知らない人も、今一度、チェックしてみましょう。
適正飲酒量は「1日平均純アルコールで20g」
厚生労働省の飲酒のガイドライン(e-ヘルスネット)には、節度ある適度な飲酒は「1日平均純アルコールで20g」と記載しています。
これがどのくらいの飲酒量かというと……
・ビール:中瓶1本
・日本酒:1合
・酎ハイ(7%):1缶(350ml)
・ウィスキー:1杯(ダブル)



「思ったよりも少ない!」と、つい思った人は多いはず!
女性&高齢者は酔いやすい
一般的に女性はアルコールの分解速度が遅く、男性よりも酔いやすいそう。女性の場合、男性の1/2〜2/3程度が適度な飲酒量だと言われています。
また、65歳以上の高齢者においては、お酒の量に対して酔い方がひどくなりやすいため、注意が必要だとも記載してありました。
「アルコールに弱い」と自覚している人は注意
飲んですぐに気分が悪くなったり、顔が赤くなったりと「アルコールに弱い」と自覚している人も、要注意!
実は、このような人は「フラッシャー」と呼ばれていて、飲酒後に「フラッシング反応」という症状を引き起こしやすいのです。
フラッシング反応のおもな症状としては、顔面が赤くなる、吐き気、動悸、眠気、頭痛など。自覚がある人は、お酒の席で具合が悪くなる恐れがあるので、過信せずに控えるようにしたほうが良いかもしれません。
「飲む前」にできる二日酔い対策


一般的な適正飲酒量についての基礎知識を頭に入れたところで、二日酔いにならないための対策を「飲む前」「飲んでいる時」「飲んだ後」の3つのタイミングごとにお伝えしていきます!
1. 空腹で飲まない
仕事を頑張って、お腹も空き、喉もカラカラ……そんな時にぐびぐびとビールを飲みたくなる気持ちはとても良くわかりますが、これは一番やってはいけません!
空腹時はアルコールの分解速度が遅いため、酔いやすくなってしまうのです。また、胃が荒れたりするリスクも高まります。そのため、お酒を飲む時には空腹の状態を避けるように意識しましょう。



空腹の場合は、飲み会前にコンビニのおにぎり1個でも食べておくと酔いづらくなりますし、二日酔いを防ぐことにもつながりますよ♪
2. クエン酸を含む食べ物を食べておく
飲む前には、梅干しやレモンなどクエン酸を含んだすっぱい系の食べ物を食べておくのも、おすすめ! クエン酸には、肝臓の働きを良くする作用があるそうです。
ほかには、柑橘系のオレンジ、グレープフルーツなども◎。生で食べるのが難しければ、コンビニで果汁100%ジュースを購入して飲むのも良いかもしれません。
3. 栄養ドリンクやサプリを飲んでおく
鉄板ですが、栄養ドリンクやサプリを飲むのも良いでしょう。たとえば、ウコンに含有される成分は、アルコールの分解を早める効果があります。ドリンクだけではなく、サプリ錠剤で販売されている製品もあるので、良く飲む機会がある人は常備しておくと良いですね。
ちなみに、ウコンを飲むタイミングは、お酒の前がおすすめ。効くまでに時間がかかるので、飲み会の前に飲んでおくと酔い過ぎを防ぐことができます。



ちなみに、私が常備しているドリンク&サプリはこれです!
◇ハウスウェルネスフーズ:「ウコンの力」
ド定番ですが、安心感があるのが「ウコンの力」。健康成分「クルクミン」「ビサクロン」が、お酒のダメージを減らしてくれます。
コンビニでもキオスクでも薬局でも、とにかくどこでも手に入るのも魅力。飲み会に向かいがてら、ついつい購入しています。


◇味の素:「ノ・ミカタ」
「ノ・ミカタ」は、しじみに多く含まれるアミノ酸「アラニン」「グルタミン」が配合されているサプリ。しじみ160粒分相当のアラニンが配合されているそうです。
これ、酒豪の友達におすすめされて、amazonの定期購入をしています(笑)。
水無しでも飲める手軽さはもちろん、味も美味しいので飲み会前でも後でもさっと飲んでいます。


◇ゼリア新薬:「ヘパリーゼプラスⅡ」
「ヘパリーゼ」もお馴染みですね! ウコンの力と同じく、ドリンクでも販売されていますが、忘年会など飲み会が続く時には、「ヘパリーゼプラスⅡ」を1瓶買ってしまったほうがお得!
肝臓に働き、代謝を促してくれる「肝臓水解物」「イノシトール」「ビタミンB2」「ビタミンE」が配合されています。「第3類医薬品」に分類されているので、もしも常備薬があったりなど心配な方は、薬局などで薬剤師さんに相談してみることをおすすめします。





珠玉の3品をご紹介しました! ただし「これを飲んだから安心!」と調子に乗ってお酒を飲み過ぎると、やっぱり二日酔い地獄が待っていることも多々あります。注意してくださいね。
「飲んでいる時」にできる二日酔い対策
続いて、飲んでいる時にできる二日酔い対策をご紹介します。飲んでいると、だんだん楽しくなってしまって、明日に向けての対策なんてどうでも良くなるのはわかっていますが……頭に入れておくと、役立つかもしれません。
4. チェイサーを用意して一緒に飲む
二日酔いになりやすいのは、肝臓がアルコールを分解できずに、血中アルコール濃度が高まることが大きな原因。つまりは、血中のアルコール濃度をできるだけ上げないための対策が、大切なんです。
そのため、お酒を飲むときには、一緒にチェイサーとしてお水を頼みましょう。アルコール度数が強いウィスキーや焼酎を飲む時だけではなく、できれば、乾杯のビールの際から、お水を守り神のようにそばに置いておくのです。
「一口お酒を飲んだら、一口お水を飲む」! これを、あなたの新しい飲みスタイルにしてみてください!
5.「スマドリ」を採用! 無理をせずにゆっくり飲む
少し前に目にした、アサヒビールが推奨している「スマドリ=スマートドリンキング」。これは、「気分やシーンに合わせて飲みたいドリンクを選んで飲む」というスタイルのこと。
もちろん、ぱーっと飲みたい日があるのもわかります。ただ「明日にお酒を残したくない」「二日酔いになりたくない」ということであれば、この新しいスタイルを採用してみるのも手。
コロナ禍の今、「飲まなければ人付き合いや出世に響く!」のような古い考えの人は少なくなっていますから、無理をせずに自分のペースでゆっくり飲むことは可能なはず。お酒と食べ物のコラボを楽しむという観点で飲むことで、二日酔いのリスクは格段に減るはずです。
6. おつまみを一緒に食べる
お酒の席で、あまり食べ物を口にしない飲み方をする人は多いですが、実はこれも二日酔いのリスクを上げる行動。上記でご紹介しましたが、空腹時はアルコールの分解速度が遅くなってしまうからです。
そのため、とにかくおつまみを一緒に摂るようにしてみましょう。お酒に酔いにくいと言われる、おすすめの食べ物はこちら。
・タンパク質……豆腐、大豆、豚肉、鶏肉など
・乳製品……チーズ、牛乳、バターなど
・脂肪……オリーブオイルなど



ただし、食べ過ぎは当然、太ります。食べつつも節制しながら、バランスの良い食事を心がけてくださいね!
「飲んだ後」にできる二日酔い対策
対策をしても、どうしても飲み過ぎてしまうこともあるものです。そんな時には、二日酔いにならないための対策&なった後の対策を速やかに実行してみてください!
7. 水分をたくさん摂取する
お酒を飲んだ後、ベッドに倒れ込んで寝たくなるしんどさはわかります。でも、そのまま寝たら最後、二日酔いが待っている確率がぐんとアップ……。
お酒には利尿作用があるので、どうしても体の中の水分量が少なくなってしまいます。そうなると血中アルコール濃度が上がってしまうことになるので危険。
そのため、お酒を飲んだ後には、水分をとにかくたくさん摂取するようにしましょう。



飲んでからのお水をがぶ飲みって苦行……。でも、なんだかんだで、これが二日酔いを防ぐ一番の対策なんですよね。
8. ビタミン、カフェインを含む食べ物、飲み物を摂る
二日酔いが起こってしまった場合には「ビタミン」「カフェイン」が含まれた食べ物、飲み物を摂ることが推奨されているようです。特に、果物に含まれる糖分やビタミンには、アルコールの代謝を促す作用があるので、おすすめです。
また、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには、頭痛などを和らげる作用があるのだとか。とはいえ、少なからず胃に負担がかかってしまう場合があるため、気分が悪い時には無理をしないようにしましょう。
9. 迎え酒はしない
その昔、二日酔いになって「気分が悪い」とうめいていたら、酒豪の父が「迎え酒をしたら?」と、言ってきました。一昔前はこれが通説だったのかもしれませんが、でも、これはNG!
迎え酒をすると感覚が麻痺するため、なんとなく体が楽になるような感覚になります。でも、アルコールは抜けていないので、体にかかる負担は何も変わりません。さらに、それを繰り返すことで、アルコール依存症になる場合もあるのだとか。迎え酒の習慣がある人は、注意してくださいね。



迎え酒は昭和の古い文化として語られることでしょう(笑)!
10. しっかり寝る
二日酔いの日にゆっくりできるのであれば、しっかり寝ることも大切。睡眠不足だと、どうしても体の回復が遅れてしまいます。そして、その日はできれば休肝日にしてあげましょう。
また、寝る場合には、体の右側を下にすると消化されやすくなるそう。ぜひ、試してみてください!
お酒に弱くなった…は思い込みじゃない! 二日酔い対策をして、楽しいお酒を楽しんで♪
いかがでしょうか? 書きながら、いろいろNGなことをしてきたものだなぁ、と思った次第。復習すると……
正直、飲んでいる最中に「二日酔い対策」なんてなかなか考えられませんが、飲む前にできる対策方法もたくさんありますしね。



飲み会の次の日に二日酔いで悩むことなく、ただただ「昨日は楽しかったなぁ」と思うためにも、これから実践してみたいと思います。
最後に。「飲みニケーション」なんて、すでに古い言葉なんでしょうが、私はお酒を飲んで誰かと語らうのが大好きです。その人の本心や本性も、だいたい丸わかりになりますし(笑)!
お酒好きなあなたに、この記事が役立ちますように♪